この記事では、経理のメリット5選を紹介します。
- 経理のメリットは?
- 経理のやりがいや楽しさは?
- 経理のメリット、やりがい、楽しさ
この記事を書いた人
キャテル
【自己紹介】40代男性、経理一筋約20年【経歴】大学卒業→公務員試験に落ちる→社会の底辺→経理未経験から経理に就職→転職4回→年収1100万円達成【資格】簿記2級、税理士財務諸表論、宅建【ブログ】社会の底辺から経理転職4回で年収1100万達成した転職ノウハウ全て公開「キャテルの戦略」
結論:経理のメリット5選
- 1位 どの会社でも通用する能力がつく
- 2位 経営に近いポジションで仕事ができる
- 3位 自分の会社の経営状態が分かる
- 4位 物事を数字で語れるようになる
- 5位 決算を根拠にした株式投資ができる
5位 決算を根拠にした株式投資ができる
- 決算短信
- 決算説明資料
- 有価証券報告書
昨今、日本においても投資の重要性が周知されつつあります。
しかし、株式投資ってリスクがあり、いつ、どの銘柄に投資すれば良いか判断が難しいです。
その判断材料として、個人投資家や機関投資家の方は、決算短信、決算説明資料、有価証券報告書を参考にされます。
経理は、これらの資料の作成をする側であり、業務をしながら、株式投資をする下準備ができてしまいます。
作成側の視点が分かる
- PER:時価総額÷純利益、または、株価÷1株当たり純利益(EPS)
- PBR:時価総額÷純資産、または、株価÷1株当たり純資産(BPS)
- EPS:1株当たり純利益
また、株式投資をする上での、超基本である、PER、PBR、EPSなどの指標も、経理をしている人であれば、比較的スムーズに理解することができます。
全て決算短信で開示している指標ですからね。
もちろん、これらの知識あるからといって、株式投資がうまくいくわけではないです。
しかし、経理をしていれば、株式投資へのハードルがぐっと下がって、資産形成に備える素養ができます。
頭にスムーズに入ってくるぞ
4位 物事を数字で語れるようになる
- 会話の相手に物事が正確に伝わり説得力が増す
- 物事を正しく判断することができるようになる
経理では、数字で説明を要求されることが多々あります。
その結果、物事を数字で語れるようになってきます。
数字は論理的で具体的
例えば、簿記2級の合格の可能性を数字で考えてみましょう。
数字がない=感情的 | 数字がある=論理的 |
---|---|
・簿記2級取得は高校卒業程度の難易度 ・簿記2級の試験日までまだまだ時間はある ・簿記2級の試験日まで忙しくないのでたくさん勉強できる ⇒だから合格できる可能性が高い | ・簿記2級取得にかかる平均勉強時間は150時間 ・簿記2級の試験日まであと150日 ・1日あたり約1.5時間の勉強時間を確保できる ・1.5時間×150日 =225時間>平均勉強時間150時間 ⇒だから合格できる可能性が高い |
どちらの方がより説得力がありますでしょうか?
これは、私の独断と偏見ですが、左の方が説得力があると感じる人は、詐欺などにもひっかりやすいのではないかと思います。
右の方が、合格できる可能性を数字で具体的に論理的に説明しており、簿記2級の取得に対して勝算があるという判断ができると思います。
根拠に数字を求める姿勢が重要
ビジネスにおいて、上司が部下から判断材料求めるシーンは多いです。
その際に、あらかじめ回答を用意しておき、その回答に誘導するように、数字を伴った具体的で論理的な説明をします。
上司から信頼されること間違いなしです。
数字で説明すれば説得しやすい
3位 自分の会社の経営状態が分かる
経理であれば、自分の会社の経営状態が分かることは強み
管理人の過去の転職の内、2回は自分の会社の経営が大きく傾いたことがきっかけでした。
リーマンショックと新型コロナウイルスです。
管理人の後悔として、若かったとはいえ、経理にいたにも関わらず、リーマンショックで自分の会社が傾いていることに気づくのが遅く、転職活動に舵を切る判断がかなり遅れた、という経験があります。
この経験は二度とするまいという思いが、頭の片隅に常にありました。
この思いがあったため、新型コロナウイルスの際には、一早く転職の決断をして、人生最高の転職をすることができました。
今でも、自分の会社の経営状態には、常に過敏なところがあります。
経理にいることで、会社の誰よりも会社の経営状態を把握でき、自分の人生における様々な判断の材料にできる点は、経理の良さだと管理人は考えています。
経理は会社の経営状態を把握できる
2位 経営に近いポジションで仕事ができる
社長、経営層から会社の数字に関して頼りにされることは、大きなやりがいにつながる
社長、経営層と仕事で関わることができると、成長につながる
管理人がそもそも経理になった理由は、経理がしたかったからというよりも、経理をすることで数字に強いビジネスパーソンになり、将来的に経営に関わるような仕事がしたかったからです。
結果的に、約20年も経理一筋になってしまい、経営という仕事ではないですが、経理の立場から経営層に近いポジションで仕事をすることはできています。
しかも、振り返ってみると、現在も含め、20代の頃から、子会社も含めて社長とコミュニケーションをとるような時期は多く、いずれにおいても大きなやりがいがありました。
また、社長や経営層の方とコミュニケーションをとることで、経営の観点からの物の見方、着眼点が勉強でき、自分の成長にもつながります。
経営者の近くならやりがいと成長がある
1位 どの会社でも通用する能力がつく
- 経理は、どの会社にも必ず存在する
- 数字は、どの会社のどんな経営にとっても根幹
- 経理は、職務経歴書に書けて、具体的に目標にできる実務経験、資格、スキルなどが豊富
経理の最大の魅力はここでしょうね。
人によっては、逆にこれが嫌だという方もいらっしゃるかもしれませんが。
管理人は、半分冗談・半分本気で、まだまだ複数回はは年収150万以上アップするような転職をしたいと考えています。
それが考えられるのは、経理が業界、会社を飛び越えて転職しやすい職種であり、自分の価値を高める実務・資格・スキルが豊富にあるからです。
管理人は今でも新しい業務にチャレンジする機会をいただいており、現時点ですでに職務経歴書にその業務を書き込んでいます。
経理はどの会社でも通用する職種
AIに襲われようが、社会に生き残る自信はある
一方で、人生に何が起こるか分からないこと踏まえると、今後、何かしらの理由で、年収を上げるどころか下げる局面にも遭遇するかもしれません。
また、まことしやかに、経理は将来AIに仕事を奪われるとも言われています。
しかし、この経理という業務の経験がある限り、職を失うような事態にはならない自信があります。
なぜなら、全ての会社に経理は必要なもであり、AIやアウトソーシングに経理部門の人員が奪われるとしても、必ず、それらを操作して判断する人間が必要であるからです。
AIを使う側にまわるぞ!
経理は転職を人生の選択肢に
経理未経験から経理へ
転職活動+簿記2級
引用元:管理部門・士業の転職ならMS-Japanの求人検索
簿記2級を取得していなくても、経理未経験から経理に就職できる可能性はあります。
ただし、簿記2級の資格があれば経理への就職の可能性は大きく高まります。
経理未経験から経理に転職する詳しい方法は、こちらの記事をご覧になってください。
経理経験者は年収アップへ
- 実務経験:経理3年以上
- 資格:簿記2級以上
上記を満たしたら、転職を人生の選択肢に入れましょう。
なぜなら、経理の年収を決定するウェイトは、業界・会社の給与水準>実務経験>資格だからです。
引用元:レックスアドバイザーズの求人検索
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興味がある求人があれば、応募してみましょう。
経理の年収アップ転職の詳しい方法は、こちらの記事をご覧になってください。
まとめ
- 経理の魅力はたくさんある
- あとは自分次第
私なりの経理の楽しさを書いてみました。
経理の楽しさは人それぞれかと思いますので、自分なりの楽しさを見つけていただければと思います。
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