経理のワークライフバランス｜複数回の転職を経験した経理マンが解説

この記事では、経理のワークライフバランスについて説明します。

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結論：経理のワークライフバランスが良い理由

スケジュールが立てやすい

※　3月決算の上場企業の場合

月	主計	税務	その他
1月	四半期決算	償却資産税
2月	決算短信 決算説明資料 予算策定
3月	四半期報告書（廃止の方向） 実地棚卸 残高確認
4月	年次決算
5月	決算短信 決算説明資料
6月	有価証券報告書 会社法計算書類	法人税、事業税、住民税 消費税	賞与計算、振込 株主総会
7月	四半期決算
8月	決算短信 決算説明資料
9月	四半期報告書（廃止の方向）
10月	四半期決算
11月	決算短信 決算説明資料	中間申告、納税
12月	四半期報告書（廃止の方向）		賞与計算、振込 年末調整 労働保険料、社会保険料の手続き

経理は年間スケジュールが決まっています。

繁忙期と閑散期が事前に把握しやすい職種です。

公私のスケジュールが立てやすい職種と言えます。

業務の負担が軽減されてきている

会計システムや債権債務管理システムなど経理のシステム化は進んでいます。

また、シェアードサービスやアウトソーシングと呼ばれる業務の外注化も進んでいます。

一昔前と比較して経理の業務の負担は軽減され、労働環境は改善されてきています。

転職しやすい

経理は転職がしやすい職種です。

業界を越えて転職することも可能です。

ワークライフバランスを整えやすい業界や会社を選択しやすい職種と言えます。

注意点：繁忙期は忙しい

分類	主計	税務	その他
日次業務	・出納業務（現金、預金） ・仕訳起票 ・経費精算 ・支払（買掛金、未払金） ・入金（売掛金、未収入金）		・与信調査 ・取引先登録
月次業務	・請求書、領収書の発行 ・入金消込 ・在庫管理 ・月次決算 ・予算実績管理	・住民税、源泉所得税の納付 （毎月10日）	・給与計算、振込 ・社会保険料の計算、納付
四半期業務	・四半期決算 ・決算短信 ・決算説明資料 ・四半期報告書（廃止の方向）
年次業務	・実地棚卸 ・残高確認 ・年次決算 ・決算短信 ・決算説明資料 ・有価証券報告書 ・会社法計算書類 ・予算策定	・法人税、事業税、住民税の申告 ・消費税の申告 ・償却資産税の申告 ・税務調査（数年に1回）	・株主総会 ・賞与計算、振込 ・年末調整 ・労働保険料、社会保険料の手続き

経理は会社によっては繁忙期は非常に忙しいです。

四半期決算、年度決算、税務申告などの時期に非常に忙しくなります。

事前に時期が分かっているとはいえ、これらの時期は覚悟が必要です。

ワークライフバランスがとれる会社の見つけ方

口コミを確認する

	登録者数（2023年5月末時点）
転職会議	700万人以上
OpenWork	約400万人
キャリコネ	非公開
ライトハウス	非公開

転職の口コミサイトには、各企業で実際に働いている人の生の声が書かれています。

これ以上に信頼できる情報はありません。

ベンチャー企業よりは大企業

私は複数の会社の経理部門を経験しました。

いわゆるベンチャーな社風の企業と大企業では大企業の方がワークライフバランスがとりやすい傾向があります。

ワークライフバランスを重視したい場合はベンチャー企業や中小企業よりも大企業を選択した方が良いと思います。

経理は転職を人生の選択肢に

経理未経験から経理へ

引用元：管理部門・士業の転職ならMS-Japan の求人検索

簿記2級を取得していなくても、経理未経験から経理に就職できる可能性はあります。

ただし、簿記2級の資格があれば経理への就職の可能性は大きく高まります。

経理未経験から経理に転職する詳しい方法は、こちらの記事をご覧になってください。

経理経験者は年収アップへ

上記を満たしたら、転職を人生の選択肢に入れましょう。

なぜなら、経理の年収を決定するウェイトは、業界・会社の給与水準＞実務経験＞資格だからです。

引用元：レックスアドバイザーズの求人検索

転職サイト・転職エージェントに登録して、転職市場の求人を検索してみください。

そして、給与水準・業務内容を現職と比較しながら、必須スキルを確認します。

興味がある求人があれば、応募してみましょう。

経理の年収アップ転職の詳しい方法は、こちらの記事をご覧になってください。

まとめ

経理は転職しやすい職種です。

ワークライフバランスを重視する場合は経理にチャレンジしてみましょう。