この記事では、簿記が楽しい!面白い!理由について説明します。
- 簿記の何が面白いの?
- 簿記が楽しい!面白い!理由
この記事を書いた人
キャテル
【自己紹介】40代男性、経理一筋約20年【経歴】大学卒業→公務員試験に落ちる→社会の底辺→経理未経験から経理に就職→転職4回→年収1100万円達成【資格】簿記2級、税理士財務諸表論、宅建【ブログ】社会の底辺から経理転職4回で年収1100万達成した転職ノウハウ全て公開「キャテルの戦略」
結論:簿記が楽しい!面白い!理由5選
- 仕訳と財務諸表がつながると面白い
- 家計を財務諸表で表現すると面白い
- 経済ニュースが理解できると面白い
- 決算書が読めると面白い
- ビジネスシーンで理解できると面白い
仕訳と財務諸表がつながると面白い
仕訳の先には財務諸表がある
簿記の勉強では、どんな仕訳を切るのが正解かに目が向きがちです。
しかし、財務諸表というゴールのために仕訳が存在します。
財務諸表を意識できるようになると、各々の勘定科目が財務諸表のどこに属するものなのか、感覚的に分かってきます。
最初は、見えなかった仕訳と財務諸表のつながりが見えてきて、自分がやっていることが何のためにあるのか分かることで簿記の本質が見え、面白くなってきます。
最初はどんな仕訳が正しいかに目が向きがち
家計を財務諸表で表現すると面白い
家計に置き換えると、BS(貸借対照表)とPL(損益計算書)の意味、つながりが見えたりする
最初は財務諸表の概念が感覚的に頭に入らず、なかなか本質が理解できません。
そんな場合は、家計を財務諸表で表現してみると面白いです。
概観としては、その年の年収から使ったお金を差し引いた分が、貯蓄としてBS(貸借対照表)に流れます。
企業なら内部留保ですね。
最初はBS(貸借対照表)とPL(損益計算書)の意味、つながりが分からなかったりします。
家計に置き換えると、意外とシンプルなんだなと気づくことができます。
家計に置き換えられる人は意外と少ないかもね
経済ニュースが理解できると面白い
- A社がB社を買収して、「のれん」を計上した
- C銀行は、景気悪化の影響を受け、「貸倒引当金」を計上した
- D社は、震災の影響を受け、「特別損失」を計上した
経済ニュースの中に、上記のようなニュースが流れることがあります。
簿記の知識がないと、これらのニュースを見てもそもそも意味が分かりません。
しかし、簿記の知識がある人であれば内容が理解でき、例えば、以下のような感想を持ちます。
A社がB社を買収して、「のれん」を計上した
⇒B社の収益性の割にはのれんが高いな、割高で買収したのかな
C銀行は、景気悪化の影響を受け、「貸倒引当金」を計上した
⇒これからC銀行は貸し渋りを始めるかもしれないな
D社は、震災の影響を受け、「特別損失」を計上した
⇒特別損失であれば一過性の損失だから今後は大丈夫なはず
簿記の知識があることで経済ニュースが理解できるようになるなる点は、簿記の面白さの一つです。
簿記と経済は密接な関係
決算書が読めると面白い
スイッチが売れているから任天堂は儲かっている、iPhoneは人気だからアップルは儲かっている、というのは事実かもしれません。
しかし、任天堂にせよアップルにせよ業績は必ず数字で表現できます。
粉飾の可能性などは横に置くと、数字というのは物事を客観的に事実として表現する優秀な道具です。
PL(損益計算書)の主要項目だけでも良いので、財務諸表が読めれば、各企業がどの程度の利益を出していて、どの程度成長している企業なのか事実として把握できます。
自身が所属する会社、ライバル企業、興味のある企業などのPLの主要項目だけでも眺めてみると、面白いかもしれません。
個人投資家は必ず見てるよね
ビジネスシーンで理解できると面白い
- 資産計上か費用で落とすか
- トップラインか営業外か
- BSにヒットするのかPLにヒットするのか
簿記の知識があり、実務の経験があれば、なんら難しい言葉ではありません。
経営者の方は、専門的な仕訳は理解していないことも多いです。
しかし、簿記の知識がなければ理解できないような表現は使用します。
なぜなら、自身の会社の成績表である財務諸表に誰よりもこだわりをもっているため、必然的に簿記的な知識が身につくからです。
BS、PLの全体像から金額などで重要ポイントを絞り、インパクトの大きいところから会社の経営を考えているのです。
経営者の方も含めたビジネスシーンの会話について、簿記の知識があれば理解できるだけでなく、自身も主要なメンバーの一人として参加することができます。
会社の経営に関わることができる点も簿記の面白さですね。
簿記の目的・本質の理解が重要
経理は転職を人生の選択肢に
経理未経験から経理へ
転職活動+簿記2級
引用元:管理部門・士業の転職ならMS-Japanの求人検索
簿記2級を取得していなくても、経理未経験から経理に就職できる可能性はあります。
ただし、簿記2級の資格があれば経理への就職の可能性は大きく高まります。
経理未経験から経理に転職する詳しい方法は、こちらの記事をご覧になってください。
経理経験者は年収アップへ
- 実務経験:経理3年以上
- 資格:簿記2級以上
上記を満たしたら、転職を人生の選択肢に入れましょう。
なぜなら、経理の年収を決定するウェイトは、業界・会社の給与水準>実務経験>資格だからです。
引用元:レックスアドバイザーズの求人検索
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経理の年収アップ転職の詳しい方法は、こちらの記事をご覧になってください。
まとめ
- 簿記の目的・本質を理解して面白さが分かるためには、時間がかかるかもしれない
- 簿記の目的・本質が理解できれば、経済・経営の本質にも近づける
簿記の試験、経理の実務では、いかに的確な仕訳を起票して、正確に計算できるかが求められます。
それらももちろん大切ですが、そこに終始するだけでなく、さらにその先を見るとさらに簿記の面白さに気づきます。
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