この記事では、企業から内定を受領した後の、年収の条件交渉について説明します。
- そもそも年収の条件交渉はして良いの?
- 年収の条件交渉が誰がするの?
- 年収の条件交渉の有利な方法は?
- 経理の転職時の年収の条件交渉の概要
- 経理の年収の条件交渉を有利に進めるためのポイント
この記事を書いた人
キャテル
【自己紹介】40代男性、経理一筋約20年【経歴】大学卒業→公務員試験に落ちる→社会の底辺→経理未経験から経理に就職→転職4回→年収1100万円達成【資格】簿記2級、税理士財務諸表論、宅建【ブログ】社会の底辺から経理転職4回で年収1100万達成した転職ノウハウ全て公開「キャテルの戦略」
年収の条件交渉はして良いのか
転職活動で年収の条件交渉はして良い
むしろ積極的にする
年収の条件交渉をするタイミング
- 年収の条件は、「内定と同時」、または「内定の後」に提示される
- 年収の「提示の後」、かつ「承諾の前」に交渉する
年収などの条件は、「内定と同時」、または「内定の後」に提示されます。
条件交渉は必ず年収の「提示の後」、かつ「承諾の前」に始めましょう。
フライングするな!
転職時の年収の決まり方
転職時の年収は2つの基準を参考として決められます。
- 前職の年収水準をベースに決まる
- 内定先企業の給与テーブルで決まる
前職の年収水準をベースに決まる
内定先企業は、前職の年収水準は確認した上で、提示した年収が多すぎないか少なすぎないかを判断します。
前職の年収をベースにする会社はおさらば
内定先企業の給与テーブルで決まる
管理人が転職を推す最大の理由がここにあります。
実務経験・保有資格などがどうであれ、結局のところ、年齢など応じた内定先企業の給与テーブルに沿った年収水準を提示されることが多いと思います。
そのため、前職より内定先企業の年収水準が高ければ意外とあっさり年収アップしてしまいます。
行くべきはこっちの会社!
転職時の年収の条件交渉の事前準備
- 希望年収の最低ラインを決めておく
- 業界、職種、内定先企業の年収相場を確認しておく
希望年収の最低ラインを決めておく
自身が譲れない希望年収の最低ラインは必ず明確に決めましょう。
転職の目的は様々かと思いますが、ここでは転職の目的を年収アップとした転職活動に焦点を当てております。
企業の応募の段階から、自身が譲れない年収の最低ラインを明確に決めておくことが、目的を達成するための必須条件です。
退職金制度がある会社なら+100万円、退職金制度がない会社なら+150万円と明確に決め、面接で希望年収を聞かれた際にはこの通り回答していました。
この金額で断られたら現職に戻り、淡々と転職活動を継続するだけでした。
何度か失敗して後悔したから
年収相場を確認しておく
業界、企業、職種ごとに年収相場は存在してます。
この相場からあまりにもかけ離れた金額を要求することは、内定先企業に悪い印象を与えかねません。
求人情報などで、事前に内定先企業の年収相場を調べておきましょう。
年収相場を超えた転職したいけどね
転職時の年収の条件交渉のポイント
- 条件交渉は転職エージェントに任せる
- 提示された年収で即答しない
- 可能であれば競合企業を用意しておく
条件交渉は転職エージェントに任せる
管理人のおすすめは、転職のプロである転職エージェントに条件交渉を任せることです。
条件交渉は非常に重要ですが、相手に悪印象を与えないように言葉遣いに配慮しなければなりません。
慣れていないのに自分自身で交渉しようしてもうまくいかない可能性があります。
ここはプロに任せよう!
提示された年収で即答しない
企業は採用時に高めに年収を設定する分、転職後はしばらくは昇給が難しい場合が多く、そもそも入社後は年収の交渉の機会自体がありません。
採用時に可能な限り年収を交渉しておくことが必須です。
入社後に上がる保証は全くないぞ!
可能であれば競合企業を用意しておく
転職活動においては非常に困難ではありますが、同時期に2つ以上の内定をとる、または、少なくとも選考中の他企業を用意しておき、提示年収を少しでも競争させる状況を作りたいところです。
これは至難の業だけどね
転職時の年収の条件交渉のNG
- 年収の条件交渉のタイミングが早すぎる
- 業界、職種、内定先企業の年収相場や自身の能力から明らかに乖離した年収を希望する
年収の条件交渉のタイミングが早すぎる
年収の条件交渉は内定の後・承諾の前が原則ですので、内定が出ていない段階から条件交渉を始めないないようにしましょう。
面接で希望年収を質問された際に回答することはOKです。
フライングするな!
明らかに高すぎる年収を希望する
業界、職種、内定先企業の年収相場や自身の能力から明らかに乖離した年収を希望すると、自身を過大評価しているという印象を持たれてしまいます。
自身の希望年収が適切かどうか分からない場合は、複数の転職エージェントに意見を仰いでみましょう。
すみません。たまにやってます。。。
管理人の年収250万アップ時の駆け引き
4社目から5社目で年収250万アップした際の駆け引きについて、時系列で説明します。
あわよくば、何かしらの形で条件を競争させたいという思惑はありました。
A社は入社後もさらに年収が上がったので、そもそも給与テーブルが高い会社は、年収を支払う能力に余裕があったと言えます。
転職活動で同時期に2社内定は運も必要
- A社から内定受諾(この時点では条件未提示)
- A社のエージェントに他社の選考状況を連絡
- その時点でまだ面接が控えていた5社程度の内、最終面接が残っていたB社を残してあとは断り
- B社のエージェントに、A社から内定が出たことを連絡
- B社のエージェントから、B社は年収150万以上アップを用意していると連絡
- A社のエージェントに、B社がこれから最終面接、年収150万以上アップを用意していると連絡
- B社で最短日程で最終面接を設定の上、内定受諾、年収150~200万アップの条件提示
- A社のエージェントに、B社から内定が出たこと、条件を連絡
- A社から年収250万アップの条件提示
- B社のエージェントに、A社の条件を連絡
- 総合的な情報で判断してA社に入社
A社、B社のエージェントともに、ライバル会社の内定・条件の証拠(メールなど)は要求されず
A社、B社ともに「ハイクラス求人 ビズリーチ」経由
まとめ
- 条件交渉は転職エージェントに任せましょう
- 自身の希望条件は妥協しないようにしましょう
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